種類もバラエティがありすぎて、日本のインドレストランに行っても、インド現地に行っても何を選んだらいいのか分からない迷える魅惑のインド料理。
「インド料理データベース」#3では、ほうれん草とインド版カッテージチーズを使った代表的なベジタリアン・インド料理「パラクパニール」についてご紹介します!
パラクパニールとは
パラクパニールの主な材料
パラクパニールはインドの伝統的な料理で、その主な材料はほうれん草とパニール(インドのカッテージチーズで豆腐のような見た目と食感)です。一言で表すと、ほうれん草が豊富に使われた贅沢なグリーンカレーで、以下が主な材料です。
- ほうれん草
- パニール
- 玉ねぎ
パラクパニールの味
パラクパニールは、ほうれん草たっぷりな緑色をしたクリーミーなテクスチャと深みのある味わいが特徴です。
インド料理が初めての人でも楽しめるクセのない味わいです。
ほうれん草はビタミンや鉄分、パニールはたんぱく質が豊富なので、健康的かつ栄養価の高い料理ですが、油も多く使われているため美味しいですが食べすぎには注意です。笑
パラクパニールの起源
パラクパニールの発祥
パラクパニールの起源は古く、インドの北部地域パンジャブ州にそのルーツを持つと言われています。
もともとは農村地域の家庭料理で、地元の緑の葉野菜を活用して作られていました。
時間を経てインド全土に広まり、今では国民的な料理として愛されています。
パラクパニールの別名サグパニールとは
パラクパニールは、「サグパニール」とも呼ばれています。(インド料理レストランではこの表記をされていることも多いかもしれません!)
「サグ」は緑の葉野菜を意味し、地域によってほうれん草の代わりに他の葉野菜を使用することからこの名が生まれました。
「サグ」はほうれん草を含む緑の葉野菜という意味がある一方で、「パラク」は、ほうれん草だけを意味します。
インドと世界におけるパラクパニール
インドにおけるパラクパニール
インドでは、パラクパニールは家庭料理としても、レストランのメニューとしても広く愛されています。
祭りや特別な機会にもよく登場し、インドの食文化を代表する料理の一つとなっています。
「サグ」カレーにおいては、地域ごとに違う葉野菜が使われているという興味深い地図も見つけました!
(野菜名もヒンディー語で何が何の野菜か分からないですが…!笑)
28 Shades of Green: Presenting the Saag Map of India!
— The Better India (@thebetterindia) July 4, 2021
There is an entire trove of local & seasonal edible greens that grow across India. Yet apart from the usual suspects, many of us walk past the others in the vegetable market without realising what we are missing. pic.twitter.com/nTOw62dKHc
世界や日本におけるパラクパニール
海外でも、インド料理の人気が高まるにつれてパラクパニールの知名度は上がっています。
日本では、健康志向の高まりとともにベジタリアンメニューを提供するお店が増えているため、野菜を多く含むパラクパニールも注目されており、多くのインド料理店で見かけるようになりました。
かつ、「パニール」というインドのカッテージチーズも味わえるので、ほうれん草や葉野菜の濃厚な旨味と共に、インド独特の食材も楽しむことができます。
パラクパニールのまとめ
ほうれん草を豊富に使用したグリーンカレー「パラクパニール」は、代表的なベジタリアン・インド料理です。
日本でもほとんどのインド料理店でパラクパニール、もしくは、サグパニールという名称で提供しているので、濃厚な野菜のテクスチャだけでなく、インド版カッテージチーズにも是非トライしてみてください!
以上、インド料理データベース#3でした!
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