海外就職・転職奮闘記

【海外就職】わたしがインドで働こうと思った理由とストーリー

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Namasteです!Ashaです。
実は元々15年間ブログを続けてきていまして、個人ブログの方では多くの読者の方にお世話になってきました。

今、この新しいブログプラットフォームに来て
メインのインドに関するメディアブログを含めて、インドのおかげで今に繋がる想いも一緒に発信したいと思い
この『Slice of Spice』カテゴリーで、インドを通した今現在(仕事の愚痴含むw)やマインドの変化を中心に、日々感じて考えていることを綴っていきます。

その1記事目として「そもそもなぜインドに住んでいたか?」というところで「インドで働こうと思った理由」をまとめました。

わたしの経歴

ちょっとした自己紹介も兼ねて、Ashaの経歴はざっくりとこんな感じです。

  • 外国語系大学卒
  • 日系グローバルメーカー
  • (インド現地採用)日系総合商社
  • (インド現地採用)日系サービス業(インド国内転職)
  • 外資系IT
  • 日印IT ← 今ココ

もともとアジア雑貨店のチャイハネが大好きな類の人間で、インドのデザインやお香や雑貨・・・などにベタ惚れでした。
なので、インドへの抵抗は全くなかったです。

その証拠に(?)、記念すべき大学の卒業旅行はひとりでインドに行きました。
誰も一緒に来てくれなかっただけともいう。笑

新卒社会人になって募った想い

インドで働こうと決めたのは、新卒で入った会社で社会人3年目の時でしたが
すべて学生時代というか人生のルーツからちょっとずつ繋がっていて、今思うとそれなりに自然な選択だったようにも思います。
段階別に何を思ってインドへ行ったのか、まとめてみました。

phase 0.0 就活時代

社会人をスタートさせる為に就活をしたので自己PRに使う夢や軸はやはり此処から姿を現し始めました。

わたし自身は小学生から洋楽の影響で英語に目覚めて
外国語系の大学でカナダ留学を経て、英語好きが高じて英語言語学を修了して卒業していることもあり
「英語」という言語そのものが大好きで、人生を捧げている唯一の趣味でありプライドでした。
そういう背景もあり、海外に関わり英語をツールとして使う業務を期待するのはごく自然なことでした。

とはいえ、英語がツールとなれる新卒人材など昨今は山ほど居るので差別化しないとなー、という想いで
「日本の製品を海外に広めたい!」「秀でた異文化理解力で海外との架け橋になります!」といった、どこの会社にも当てはまりそうな、自分では本心かどうかわからない宣言も軸にしていました。

就活が終わってから、憧れ続けたインドに初めて自力でバックパッカーとして行くのですが、そこでしっかりインドの虜になりました。
このあと、バラナシに通算14回通うことになるとは思っていなかったですが。笑

phase 1.0 日本新卒時代

そんな就活を経て入社したのは日系大手のメーカーでした。
配属が出るまで、グローバル展開が盛んなこの会社で
大好きな英語を毎日使って、どんなひととどんな業務をするのだろうと夢を描いていました。
インド展開もものすごい会社だったので、いつかはインドに行けることも楽しみにしていました。

しかし、配属されたのは国内営業でした。会社は明言はしなかったものの
「数年は国内販売の現場を学び、その後海外向けに学びを糧に力を発揮してほしい」
そんな狙いで海外志向の人間も国内営業の配属にしたようです。

約束はされていない「数年後」と「インド」を夢に見ながら
苦手な車の運転で顧客訪問すら憂鬱だったものの、先輩に学び、お客さんに学び、現場に学び
自分から出る理論や意見の正しさに悩み、知識の不足に悩み
ある日気絶するまで、必死に責務を全うしようともがいていました。

phase 2.0 インド転職への決断

そんな中、転職をすることに決めた要素は以下でした。

・大好きな英語が使えない。むしろ活用しないので衰えていく。それ故か仕事にもいまいち情熱が入らない。
・社会人としての基礎 (組織というもの、労働者の序列関係、メールの書き方、報連相、コンプラなど) は最低限学べた。
・働くということは楽ではない。同じ苦労をするなら大好きなインドでやりたい。
・自分には負担の大きい業務を頑張っているのに、その経験を活かす予定の将来が全く見えない。

数年後ってそもそもいつ?海外、特にインドに行くことは叶うのか?何も保証がなかった。
とはいえ大手企業だから、個人にそんな保証はできないのも分かる。

では、会社に頼るのをやめよう。
自力で大好きなインドに行って英語をツールにして働いて、好きな土地で苦労しよう。
好きな環境での自己実現の機会を自分に投資しよう。

これがインドへの転職を決めた想いです。
やはり自分の本心に嘘をついているとなにかしら限界が来ます。他人はいくら騙せても、自分で自分は騙せないのですね。笑

最終的な行動の種に火をつけたのは、この決意をする直前にたまたま会社制度の9連休でインドに遊びに行ったとき、現地に住む日本人知人から
人材派遣会社を通して「現地採用」ってのでインドに就職したってひとがいたよ!花子ちゃんも来たら?
と言われたことがきっかけです。
即調べて、即行動してインド現地採用へ転職しました。

インド現地採用を選んだ理由

単純に、若いので現地採用が手っ取り早かった、というのもひとつの理由でした。
あとは、駐在だとほとんどの場合管理職として現地に赴任しますが、現地採用は現地チームの一員として日本人職務を行います。
インドのスタッフを管理することには当時は全く興味が無くて、むしろインドのひとと同じ目線と立場で、溶け込んで働けることにワクワクしました。
インド文化に溶けたい気持ちが強くて、実際に着任後はずっとクルティなどローカル服で通勤していました。
カジャル(目を囲むアイライナー)もビンディ(眉間に貼るぽっちのシール)もしてた…今思うと相当なコスプレだった(苦笑)

待遇面は、給与、通勤手段、生活水準など、もちろん駐在での赴任に比べれば相当劣りますが
インド現地に染まる生活ができるなら本望!何もいりません!と思っていました。
(実際に生活してその差に落ち込むこともそりゃありましたけど…)

このモチベーションがあったので、結局どんな苦労があっても最後までインドにしがみつきました。

まとめ ”Follow Your Heart”

新卒で入社した会社の新入社員英語研修で、わたしは「Follow Your Heart」というテーマのスピーチをしました。
これまでの人生どんなフェーズでも、自分の本心に従った選択が一番正しかったと思っています。(思うようにもしています)

先ほどもありましたが、自分の本心に嘘をついているとなにかしら限界が来ます。
自分の本音に確信ができれば、その通りに行動しても損はしないかもしれません。

わたし自身、今いる会社では英語はそれなりに使うけど、精神的に追い詰められて納得できないことも多いので、Follow Your Heart できてるのかな?と落ち込むこともあり
Follow Your Heart の実現に苦労はしていますが、いつかどこかで「これで良かった」とその瞬間を精一杯享受できるときが来たらいいな、と思いつつ次の選択肢も考えながら過ごしています。
常に自分との対話です。笑

皆さんが世界のどこにいようと苦労の多い昨今ではありますが、自分の声を一番大切に!

▼転職の際はエージェント選びも大切に…