Namasteです。早くFIREしたい!!Ashaです。(帰国してからずっと言ってる)
この週末はブログ設定関係ばっかりやっていて、時間があっという間でした。
2020年冬~2021年秋まで居た前職が外資IT企業(米国本社)だったのですが、その働き方が日系企業だけでしか働いたことが無かった私にとってはびっくりの今どきな働き方でした。
そこでは、入社→勤務→退職までフルリモートで、約9ヵ月間で出勤したのは4回くらい。コロナ禍だったのもありますが、新しい働き方ですよねぇ。しみじみ。
巷でもリモート勤務のよいところ、悪いところといった話が沢山ありますが
こんな最先端な経験は二度と無いような気もするので(外資に戻れたらあるかもですが)自分的にはどうだったか、まとめてみました。
勤務の柔軟性が求められる今、最先端の勤務体制の会社ではどんな働き方なのか?をお伝えしたいと思います。
企業や職種によって違うと思うので、究極の一例としてご参照ください!
フルリモート入社の実態
まず、採用について、私は面接3回すべてがリモート(Teams)でした。
2回目の直属上司との面接以外は何故か私だけが顔出しという羞恥プレイ。
私はcandidateなので顔を出すのは自然かと思っていますが、いつかは顔や見た目では判断しない面接の時代も来るのでしょうか。。
(そもそも海外では履歴書には写真や性別情報も付けないしね)
そして内定をもらって、入社日に提出する書類を郵送で送ってもらい、入社日当日は会社に行きました。
すでに会社がフルリモートを推奨していたので、オフィスにほとんどひとはいませんでした。
入社日は上司からチームや仕事についてのレクチャーがあり、少し飲み会して終わり!という普通の入社日でした。
(あの時は緊急事態宣言で、その他何も無かった)
そして翌日から早速、ひたすら怒涛のフルリモートワークヽ(^o^)丿
わたしはインサイドセールスをしていたので、毎日何かしら電話を掛けるので家以外では仕事が出来ず、本当に家に閉じこもっていました。
ダイニングソファなので腰の痛みと戦いながら、e-learningや会議参加、メンターの先輩を通してキャッチアップの日々が始まります。
フルリモート入社で良かったこと
- 面接に行かなくて良かったので前職の勤務時間中にもできた
- 入社日の余計な他部署などへの挨拶周りが無い(外資はそもそも関係無いのかも?)
フルリモート入社で良くなかったこと
- 入社日にチームのひと全員には会えなかった
- 入社後、何をすればいいのか不安になる(入社直後は焦らなくていいとは思いますが。。ゆとりがあるのも束の間なので)
- 入社した実感が無い(挨拶周りが無いとね…昭和かw)
フルリモート勤務の実態
勤務を開始して一番戸惑うのが分からないことが発生したときの対処や人間関係の構築でした。
これにはずっと苦労したのですが、幸いにもメンターでついてくれた先輩が根気強く私の細かい質問から愚痴まで(笑)付き合ってくださったので、私はなんとか早めに追い付けたかと。。
毎日30分くらい電話に応じてくださった先輩にはまじで感謝しかないです。
テレワークで人間関係を築くポイント
メンターの先輩に助けられてなんとかオンボードしましたが、聞きすぎて or 前にも聞いた気がして恥ずかしい場合は他のチームメンバーにもチャットしていました。
むしろこの分散質問をすることで、チームに存在感を浸透させることが出来たようにも思いますし(ただの質問攻めで迷惑でしかないけどw)
質問に付随して、雑談を通してお互いを少しずつ知ることも出来ました。
しかし、チーム以外の会社内の人間関係の構築にもさらに難しさがありまして。
この会社のインサイドセールスは、案件を見つけたら営業担当とコラボして案件を進めていく体制だったので
まず営業のひとと何かしら良い関係を築けないと仕事そのものが難しかったです。しかも、それを初っ端からリモートでしろという拷問。
なので、メンターの先輩と同じように何かを共有するときは電話で伝えるようにしていました。
チャットやメールでも良いのですが、ニュアンスも伝わり切らないし、打つより話した方が早い(ただの忙しい人)のもあって
あとは自分の人となりを伝えるべく、主に電話で共有しました。会えないからこそ、距離を縮める努力も必要だったかなと思います。
(あと、外資なのに人間関係が超ウェットだったのでやった方が良さそう、と判断w)
逆に、営業さんからもそのようにしてくれるわけでは勿論ないので
知らないところで営業さんが進めていた、とか、どういう意図でこんな風に言う or 動いているんだ?私はなにをしたらベストなんだ?みたいに邪推してしまうことも多々ありました。
そう思ったときは素直にわかりましぇーん!と電話してしまえばいいのですが、それが他部署の部長のときは曲者すぎて、直接聞くなんて到底できず。。
なので、根回し of 根回しで誰かに動かしてもらうとか、そういうbest めんどくさい of めんどくさいは多々ありましたね。苦笑
フルリモート勤務で良かったこと
- 朝早く起きなくて良かった
- 面倒な化粧をしなくて良かった(しかし化粧しないとシャキッとできないw)
- 満員電車に乗らなくて良くなった(この時期だとコロナ対策も兼ねられる)
- 服もどうでも良くなった(しかし部屋着ではやらない。切り替え大事)
- 途中で散歩や病院も行けた(平日なので空いている)
- 集中したいときはめっちゃ集中できる
プライベートの面のベネフィットが大きいですが、夜型人間のわたしには有難いことに朝は始業時間ギリギリまで寝ていられるし(最終的には始業してからシャワーw)
余裕があれば途中で散歩に出かけられるし、医者に行ってもいいし、電話の時以外はBollywood音楽爆音で「ながら仕事」もできたし
早めに切り上げても何も言われないし(その心の余裕が出来たのは辞めるとなってからでしたが)
プライベートのpreferenceや用事を介入させることができたのが有難いポイントでした。
フルリモート勤務で良くなかったこと
- オンオフの切り替えができなかった(特にオフ。自分で切欠を作れれば良かった)
- 社内の適切な質問先や窓口が分からなかった(業務マニュアルがしっかりしている会社なら大丈夫かと)
- 社内の人間関係を作ることが難しかった(入社からフルリモートの場合は特に)
- 頻繁に邪推してしまった(分からないなら直接聞きましょう。。)
- 他の人がどんな仕事をしているか全く見えなかった
- 人生最大の運動不足になった
- 愚痴や不快感をすぐ発散できなくて溜め込んだ
先述の通り、業務では細かいことを工夫したり、気を遣ったり、ナチュラルな業務面以外で精神力を使うことがめっちゃ多くてしんどかったし
自分にとってストレス負荷が大きすぎたので、プライベートとの切り替えをすることがずっと苦手でした。
タスクも山のようにあるし、数字も求められるし、業後にプライベートモードに切り替える術も持ち合わせていなかったので、常に疲れていて。
これまで自分は、オフィスに向かう or 出る、でオンオフを切り替えていたことにも気づいて、そもそも自分にフルリモートは合うのかな?と疑問に思うようにもなっていました。
リビングの食卓で仕事をしていた時はプライベートの食事中も仕事の感覚が抜けなかったので、旦那にお願いして、別室に仕事用のテーブルと椅子を作ってもらいました。(ありがたや)
フルリモート退職の実態
転職を決めて「1ヵ月後に辞めます」と上司に電話で伝えてからは、時間も無いし、あれよあれよとスムーズに3日くらいで退職プロセスは完了しました。
(外資だからか、引き止めもそんなに無く。部署を取りまとめていた外人上司からはあなたをこのポジションにしようと思っているから残らないか?という打診は頂きましたが)
もう辞めるんだから働かなくていいよ!と多くの方々に言っていただいて、何してても金はちゃんと入るし(笑)勿論そうしても良いと思いますが、向上心は忘れずに!
自分的には、体制構築中のチームに何かしら還元・貢献できないものかと考えていて、偽善者マインドかもですが、皆忙しすぎてテンプレ化とか情報まとめが十分にできていなくて非効率だろうと思えたので、やれることはやってみて爪痕は残しとこうという心持ちでした。
びっくりだったのが、人事の方に最後にランチに連れて行ってもらったことでした。
普通、退職者って人事(しかも採用担当者)からしたら悪者じゃないですか。金と労力を掛けて雇ったんだから裏切り者みたいな。
ですが、そのかたは個人として中立で最後まで本当に良くしてくれて。
勿論、お互い力不足ですみません、というようなお話はしましたが、それでも出会えたことをご縁として捉えてくださっているのが新鮮すぎて驚きと感謝で震えました。
「会社は関係なく、個人としてひととどう付き合うか。」この真意を垣間見た出来事でした。
そもそも、退職するとなった時に、外資だからなのかIT業界だからなのか
皆さん本当に親身でフレンドリーで、「やりたいことやってね!」とか「退職しても飲みに行こう」とか「気が向いたら戻っておいで」まで言っていただけて…
転職することに後ろめたさが無いという経験が初めてでした。(これまで日系企業は逃げるようにして最終日を迎えていた)
そういう意味では外資ってマインド面はめっちゃ心地良いなあ…と思うものの、普段の仕事のやり方が自分には合わなかった。。残念。
フルリモート退職で良かったこと
- 引継ぎを事細かく管理されなかった
- 自分の裁量で引継ぎが出来た
- 退職時面談もリモートなので緊張しすぎず素で話ができた
これに限っては、外資であること以上に職務柄(インサイドセールス)と考えますが、引継ぎが本当にシンプルでした。(日系企業じゃ絶対にありえない)
自分で持っている案件で、これまでやってきたことは社内CRMに全部記録しているし、進んでいるものはパスした営業が推進しているし、お客さんmatterで進んでいないものは営業に共有した上で一旦クローズすることもあるし
わたしが時間をかけてやっていたのは業務テンプレートの共有や、情報資料の作成でした。完全にボランティア業務ですね。
フルリモート退職で良くなかったこと
- 会社に誰もいないので退職の実感が無い(悪いことではないかも?)
- PCやモニターなどの設備を会社に持っていって返却しなければいけない
勤務最終日に重い24インチのモニターを抱えて出社して、諸々返却したことくらいが(体力的に)大変でした。
何故か午前中にPCスマホを返却せよ、とのことで、最終勤務日は午後から音信不通になりました。最終勤務日の定義とは?笑
まとめ ひととの繋がりはどれだけ必要か?
長くなりましたが、約9ヵ月間で体験したフルリモート入社→勤務→退職のお話でした。
(サイクルが早すぎるという声がありそうですがw)
コロナ禍を経て、これから世界も日本もフルリモートが標準化するのか今でもわからないし、「フルリモート」は会社や職種によってはコロナ禍でないと体験できなかった働き方だったようにも思います。
私は個人的に、ひととの繋がりや対面で空間を含めて共有することがもともと好きなので、今はほぼ出社(たまに在宅も可)で仕事をしていて、仕事は人と直接かかわりながらオフィスでする方が進むし、変な精神的苦労が無いと感じています。
だけど、朝早くは低血圧で起きれないし、現職は家から遠いから通勤の負担はずっとある…。
とはいえ在宅で変なストレスを抱えるくらいなら出社してさっさと終わらせたいジレンマ。
出社でもリモートでも、業務のフレームワークを早く覚えて自分で仕事をマネージできるようになって早く終わらせられればコントロールが出来て不自由ではないと思えるので、ひたすら会社組織の中での経験を重ねることに今は重きを置いています。
どんな会社でも働きやすくなるよう、自分の案親戚るポジションを自分で作りたいところ。
社会人の皆様、今日もお疲れ様です!