※2021年5月27日に一部訂正致しました。
Namasteです!Ashaです。
インドニュースには目がないのですが、今回、わたしも住んでいたグルガオンという都市名が正式に変わったときの反応が面白い!というニュースを発見しました。
実はインドの街には2つ名前があるところも存在します。
わたしは今まで、住所証明書や名刺はGurgaon(グルガオン)表記なんだけど、Google map上ではGurugram(グルグラム)と書かれていて、どう使い分けよう??と謎に思いながらも気にせず「グルガオン」と呼び続けて住んでいました。
【基本情報】グルガオンってどんなところ?
グルガオンはインド北部のハリヤナ州という、有名なデリーのすぐ南にある州の都市です。
ここ5~8年くらいで急激に発展した町で、今や高層マンションや、サイバーハブという綺麗すぎるオフィスエリアやレストラン街も存在します。
2019年にはユニクロもデリーに次いで進出!2020年にはCoCo壱番屋も進出!!
日系企業(自動車のスズキが有名ですね)も多く進出しており、日本人もたくさん生活しています。
その為、アジア系のレストランや食材店はグルガオンにも充実しています。
トップ写真は日本人御用達でロックダウン中もお世話になったグルガオンのSouth Point Mallです。
マサラ花子はデリー在住時代もグルガオンにお気に入りのお店がたくさんあったのでよく遊びに来ていました。
(しかしデリーからだと州境を超えるので通行税でタクシー代がバカ高くなる)
【ニュース】グルガオンの新都市名がネットを騒がせた
2016年4月13日に、ハリヤナ州政府がグルガオンの正式名称をグルグラムにするとアナウンスしました。
関連ニュースではMewatというエリアはNuhという名前になるらしいが理由は不明。
この変更にはPandavas(インド叙事詩「マハーバーラタ」主役の5人兄弟)とヒンディー神話が起因している。
グルガオンはもともと、PandavasからGuru Dronacharya(こちらもインド叙事詩「マハーバーラタ」の登場人物)へ捧げられた村なのだそう。
その「Guru」こそが今回「Gurugram」になる理由である。
参照記事:
Check out How Gurgaon’s New Name Gurugram Sent the Internet into a Tizzy
ニュースに対するインドネット民の反応
Girls of Haryana b like
Clicked a selfie in #Gurugram n posted it on #Instagram
訳:
ハリヤナ州の女子は
グルグラムでセルフィー撮って、インスタグラムにアップする
GurugramとInstagramで韻踏んでます。さすがです。
(実は言語学専攻卒なので言葉遊び大好き)
Gurugram may have been OK for a few decades ago, but wouldn’t GuruKilo have been more appropriate now? Nuh ? Ok, then…
訳:
かつてはGurugramで良かったかもだけど、今はGuruKiloが相応しいんじゃない?違う?あ、そうですか…
こちらもメタファーオタクをうならせます。今やグラム程度よりキロくらいの規模になったという比喩で、経済成長の背景も含まれていますね!
グルガオンの敵である(?)お隣ウッタルプラデーシュ州ノイダの民は、Gurugramという(ちょっとおかしな)名前を聞いて、こうなるらしいです ↓↓
#Gurugram?
— JK (@JaskiratSB) April 12, 2016
Noida be like… pic.twitter.com/eXmEH4qedG
インドも日本みたいに、関東 vs 関西みたいな土地ごとのライバル意識がありました。笑
【豆知識】インドには2つ名前がある都市が存在する
先述しましたが、実はインドには都市名が2つあるところもあるのです。
有名なところでいうと、
かつてはBombay(ボンベイ)だった現Mumbai(ムンバイ)、かつてはMadras(マドラス)だった現Chennai(チェンナイ)、かつてはCalcutta(カルカッタ)だった現Kolkata(コルカタ)
これからは歴史的背景が関わっており、独立前、イギリス領だった際の名前がかつての呼び名として残っているのです。
だけど、今回のグルグラム変更は神話に基づくもの、らしい。いきなり、どうしたんだ。。
新しい通達や決まり事がしっかり全国レベルへ中々行き渡らないインドなので、どの程度までオフィシャルになったといえるのかが気になります。笑
まとめ おもしろ魔訶不思議なインドは続く
近頃はCovidの悲しい苦しいニュースばかりを目の当たりにしますが、そんなときでも日々見かける小さなインドニュースは面白くて、そしてなぜかポジティブで、わたしが元気をもらっています。
次回もどうぞお付き合いください…Phil milenge!
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