Namasteです!日本新卒時代は「うこんの力」が欠かせなかった元飲み会番長のAshaです。
マサラスクールと題しまして、インドスパイスたち(=マサラ)について、料理の為に調べている方、効能について調べている方のお役に立てるカテゴリーをたてました!
今回ご紹介するのは抗炎症効果抜群のインドを代表する神スパイスのひとつ「ターメリック」です。
インド料理の黄色みはこのターメリックが決めると言われるほど、鮮やかな黄色いスパイス。
単体では甘いような、もったりとした深い味がしますが、そんなターメリックには鎮痛作用や抗炎症作があります。
ターメリックの実態から身体への効能と、ターメリックが活きるおすすめ料理までをご紹介します!それではChalo Chalo~!
ターメリックは個人的に、服についたら色が落ちないスパイス選手権1位です。泣笑
ターメリックとは?
ターメリック(ヒンディー語でハルディ हल्दी)は医療の世界では4500年以上の歴史があるスパイスです。
原産地は我らがインド!生産も輸出量も世界一とされています。
熱帯、亜熱帯地域に分布し、アジアで主に栽培されています。
ターメリックは実はショウガ科の植物の根茎。外見は生姜のような植物です。
スパイスとしてはパウダー状で使われ、その黄金色と、もったりとした土っぽい甘く深い風味が特徴です。
調理をすれば香りは特に目立ちませんが、油に黄色い成分がよく馴染むことで料理を綺麗な黄色に染めます。
もちろん、カレーには欠かせないスパイスで、日本でも流通しているカレー粉の主要成分です。
インドの歴史には深く根付いており、結婚式ではターメリックで黄色く染められた紐のネックレス(ヒンディー語でマンガラストラ)を新郎が新婦の首につけてあげる儀式もあります。
このネックレスは、女性が結婚したことを証明し、家庭を持っていることを暗示します。西洋の指輪交換と同等の儀式なんだそうです。
南インドの一部の文化では、悪魔から身を守る為にターメリックの根茎を身に着ける地域もあるみたいです。
それだけ、精神や文化の世界でも身を守ってくれる植物として歴史があることが分かります。
※参照記事:What is the History of Turmeric?
私が参加したヒンディー式結婚式でも新郎新婦がお互いの顔にターメリックペーストを塗り合う儀式がありました♡ (3日くらい落ちなさそう…)
ターメリックの効能
ターメリックの効果をもたらす天然成分が「クルクミン」です。鮮やかな黄色も、このクルクミンが故です。
可愛い名前の成分ですが、クルクミンは頭痛薬などで有名なイブプロフェンと同じような効果を持つともいわれており、このパンデミック禍だけでなく日常から大事に取り入れたい以下のような効能があります。
- 抗炎症作用
- 抗酸化作用
- 鎮痛作用
- 抗うつ作用
- 抗がん作用 などなど
※ここでご紹介する効能は、インド民間療法による情報が主で、医学的なアドバイスではないことをご了承ください。
もう文字を見ただけで、とにかく鎮めてくれるし、抗ってくれるし、最強なのは一目瞭然ですね。笑
クルクミンの一番の効果である、抗炎症作用で分子レベルで病気と戦ってくれます。
特にクルクミンが最大の効果を発揮するのは関節炎と言われています。とある実験研究の結果では、関節炎の薬を飲んでいるのと同等の効果がターメリック単体の摂取でも得られたんだとか!
また、クルクミンは抗酸化酵素の働きを最大化してくれます。これで体の老化ダメージも抑えることができるんだとか。お肌の若返り効果も言い伝えられています。これは塗りまくるしかない。
(使っているインドのアロエジェルにもターメリックが入っていて、ジェルがそもそも黄色すぎて顔が黄色く染まらないかだけ心配。笑)
その他、脳の病気や心臓病のリスクを減らし、癌予防にも効果があるとされています。最近では認知症の予防にも役立つという研究もあるそうです。
そして抗うつ作用も研究から報告されていて、うつ病の治療で重要な役割をになっている脳由来神経栄養因子を活性化してくれることで、セロトニンやドーパミンの脳神経伝達を助けてくれると報告されています。
これらのターメリックの効能については長い歴史の分だけ多くの研究結果が存在していて、一定の効果があると言えそうです。
毎日少しずつだけでも取り入れていれば、風邪とか小さな病気には罹らなくなりそう。
※参照記事:10 Proven Health Benefits of Turmeric and Curcumin
インドでは定期的に体調を崩していたので、困ったらとりあえずターメリックを摂取してみてたくらい!
ターメリックを使ったおすすめインド料理
ここではターメリックの効果を手軽に享受できるレシピをご紹介していきたいと思います!
※レシピは後日、日本で作れるものを皆さんにお届けしていきます!乞うご期待です。
日常的に取り入れたい「ターメリックホットミルク」
私がインドで弱っていた時に、インド人同僚に「なんで飲まないんだ!!阿保か!!」と捲し立てられるほど(笑)勧められたのがこのターメリックミルクでした。
寝る前に、ミルクを温めてターメリックパウダーを混ぜてブラックペッパーをふりふり。
はちみつを混ぜるといった凝ったレシピもありますね。まずはお手軽にスパイスふりふりからいかがでしょう。
北インドの寒い冬の夜には、なんだか明日へのパワーをつけているかのような不思議な感覚になりました。
飲み物にターメリックを混ぜるのはミルクだけでなく、紅茶やラッシー、スムージーにも応用できます!
ちなみに、わたしがインドで愛飲していたターメリック入り紅茶はこちらです。
▼ Tulsi Ginger Turmeric Tea by Organic India(楽天で購入できます!)
※なんとトゥルシーというインドのバジルのハーブティ。
トゥルシーを育てる人はニルバーナに行けるらしいので育ててみました👇
(結果:枯れました)(一生涅槃に行けない)
おしゃれランチにいかが?「ターメリックピラフ」
いつものピラフに黄色い彩はいかがでしょう? 😉
カリフラワーやアーモンド、レーズンといった日本ではあまり馴染みのない健康志向ピラフがターメリックと共に作れます!
インドの朝食の定番、ポハ(Poha)みたいだな~と個人的に感じました。軽いテイストなのに、アーモンドなどを混ぜた栄養満点の最強レシピですね。
▼ポハも日本でお試しできます(楽天で購入できます!)
ポハについてはインドの定番朝ごはん【ポハ】とは?も参照ください!
私もインド人女子友のお宅に泊まった日の朝食はおしゃれなポハとチャイでした♪
普通の卵がさらに最強になる「ターメリックエッグピクルス」
衝撃のピクルスを見つけてしまいました!笑
卵をボイルして、お酢と砂糖とともにターメリックやマスタードシード、コリアンダーシード、ペッパーコーンらと煮込んで1週間ほど(!!)冷やして食べる逸品です。
これが冷蔵庫にいたらインド風冷蔵庫になって可愛いかも。。とわくわくしますし、何より普通の卵だけでも栄養満点なのにさらに最強ターメリックがJoinとな。笑
元気がなくなってきたら、元気玉と思って食べたい逸品。
※参照レシピ:Turmeric pickled eggs
とはいえ「いつものカレー」にターメリックはだいたい潜んでる
探せば探すほどターメリックの応用レシピは出てくるのですが、
なんやかんや日本のカレー粉にも入っているカレー界の神7メンバーのターメリックなので、インドスパイスカレーを食べることが最も簡単な取り入れ方でしょう。
これまでターメリックのレシピを書いてきましたが
ちょっと舐めただけで、マウスピース矯正が黄色く染まって色が落ちなかったので矯正中の方は味見の際はご注意くださいね。笑(←自分のこと)
まとめ ターメリックを取り入れて病気になりづらい身体へ!
毎日の生活に取り入れてみたくなる最強のスパイス、ターメリックについていかがでしたか?
インドの歴史や文化に深く根付いた万能スパイスで、生活リズムに合うように取り入れられれば、皆さんの何気ない生活もインド色(というかターメリック色)に染められそうですね!
インドの料理には数多くのスパイスが使われており、それぞれに有難い効能や特徴があります。
ぜひ、インド料理を作ったり、食べたりするときには素材にも想いを馳せてみてくださいね!
▼ターメリックをこれから買うなら、楽天1位のオーガニックパウダーも是非check👍
(この商品説明の中でも使い方でターメリックミルクが紹介されています!レンチンじゃないけど…)