インド文化

注目の競争馬「ジャンタルマンタル」、その名の由来はインドの世界遺産だった【インドネタ】

ジャンタルマンタル

日本に本帰国してから、競馬に行く機会が増えました(何度か3連単的中したこともあります!)。
そんな中、インド好きとして見つけてしまいました。「ジャンタルマンタル」というインドっぽい響きの名を持つ競走馬を…!!

競走馬の名前は、その個性や背景に合わせて付けられることが多く、その由来や意味は様々。
「ジャンタルマンタル」は2023年GI朝日杯フューチュリティステークスの勝利馬で、これからを期待される競走馬ですが、
その名前の由来を調べてみると、やはりインドがその名前の由来に関わっていました。

ギャグのような韻を踏む名前の裏に隠された、ロマンあふれる意味をちょこっと解説します!

競走馬ジャンタルマンタルその名前の由来

「ジャンタルマンタル」はインドにある世界遺産の名前であり、そこから名づけられたと思われます。

ジャンタルマンタル(Jantar Mantar)は、Jantarはサンスクリット語でヤントラ(yantra)「器具」と言う意味で、Mantarはマントラナ(mantrana)で「計算・推定」といった意味があるようです。よって、ジャンタルマンタルは、「計算器具」や「計測インスツルメント」のような意味になります。

他にも、Jantarは同じくサンスクリット語で「魔法」Mantarは「マントラ(真言)」という意味を持つことから「魔法の言葉」という意味で紹介されていたりもします。

また、インドの世界遺産のジャンタルマンタルは、天文学を活用した時間などを測定するための建造物であることから「魔法の仕掛け」とも訳されています。

どの意味でもカッコいいですが、競走馬として「魔法の仕掛け」との意味が一番しっくりきます!

インドの世界遺産ジャンタルマンタルとは

ジャンタルマンタル
ジャイプールにあるジャンタルマンタル

インドのジャンタルマンタルは、特にジャイプールとデリーにあるものが有名で、UNESCOの世界遺産にも登録されています。インド・ムガル帝国時代の18世紀に建設された、世界で最も精密な天文観測所の一つです。

特に有名なジャイプールのジャンタルマンタルは、マハラジャ・ジャイ・シングIIによって建設され、19の大規模な天文学的機器が設置されています。
これらの機器は、当時としては画期的な精度で天体の位置を測定することが可能で、太陽、月、惑星の動きを観察し、正確な暦を記録するのに用いられました。

これからのジャンタルマンタルの活躍に期待

ジャンタルマンタル馬券

2歳馬の牝馬・牡馬の最強決定戦の朝日杯フューチュリティステークスに勝利したジャンタルマンタルは、今年は3歳馬の日本ダービーを含む重賞レースでの活躍が期待されています。

インドの精密な天体観測建造物が名前の由来のジャンタルマンタルは、その正確で勝利を確実にする走りで、日本中の競馬ファンの期待をその背に走ります。
今年は、ジャンタルマンタルにジャンジャン突っ込んでいきたいと思います。(インド好きとしても)

ジャンタルマンタルが出走した2024年初めのレース「共同通信杯」では残念ながら2着でしたが日本ダービーでは勝利を期待します!!

優勝する瞬間に聞きたい「魔法の仕掛けジャンタルマンタルーーー!!!」(伝われ~!)