嗚呼、懐かしきインド生活

«後編» インドで家探しをするポイントと3都市で住んだ家を大公開!

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Namasteです!なまぱりのマサラ花子です。

前編では自力で(とはいえ不動産屋さんと共に)家探しをしてインドで4つの家に住んだ経験から、インドで家探しをするときにチェックすべきポイントを解説しました。

今回は、後編としまして実際に住んでいた家の様子を感想と共にお見せします!
わたしにとっては思い出が詰まった家のご紹介です。ついつい話が長くなる。。

それでは、インドローカルハウスツアー後編へチャロチャロー!

前編はこちらです!🏠

【おさらい】インド家選びのチェックポイント

家の前によく来る果物売りの屋台

前編でお話しした、インドの家選びでのチェックポイントを今一度まとめてみました!
ここでは、わたし個人の優先事項順で載せました。

  • エリアの治安、外国人の有無
  • 大家さんの住まいと人間性
  • セキュリティ対策
  • パワーバックアップ
  • ギザ(お湯沸かし器)の容量と設置場所
  • 備え付け家具の種類
  • フロアの階数
  • 玄関の高さ
  • RO Water System

やはり上位3つはインド生活の基本中の基本…!これ以外はどうにかするしかない。笑
好みに応じて確認すべきQOL左右事項はこちら👇

  • 窓の数と位置
  • ベランダの有無と広さ
  • 水圧の強さ
  • 大家さん宅の騒音

これらのチェックを経て住む家を見つけてきましたが、ほとんど毎回なにかしらの妥協と己の戦いでした。
または、住んでみてからやっぱりこれはあかん~というものを発見したり。。
最後に住んだグルガオンの家こそが運なのか縁なのか、スペックがツボだったのに加えて大家さん家族に恵まれ、2020年のハードロックダウンの最中でも家に不満無く元気に(?)Stay Homeしていられました。

インドで住んだ家を大公開!

お待たせしました、それでは実際の住居をご紹介です!

いち現地採用だったわたしは、インドではデリー、ムンバイ、グルガオンの3都市で生活をしておりまして
3都市の中のエリアは、どれも現地では有名なエリアです。
通勤時間目安としてはわたしの場合はUberタクシーやオートリキシャで大体20分くらいのところを探しました。
※ムンバイでは帰りの大渋滞では1時間以上かかり、逆にグルガオンでは家が近すぎて所要5分でした(笑)

  • デリーのバサントビハール Vasant Vihar
  • ムンバイのバンドラウェスト Bandra West
  • グルガオンのHUDA City Centre周辺

それぞれ住んでみた感想や改善点も書いてみましたのでご覧ください~!

デリー/バサントビハール Vasant Vihar

南デリーで外国人も多く住む安全で小綺麗なエリアと言えばVasant Viharではないでしょうか。
小さい国の大使館が数多くある地域ということもあり、治安は最高レベルです。

他にも、Hauz Khas(ハウズカス)やGK(グレイターカイラッシュの略)という比較的治安の良いエリアもありますが、GKは特に、良いクオリティの家に普通の家賃では中々住めない高級エリアです。
でも、GKのマーケットにはおしゃれカフェも沢山あるので、お金が出せるなら絶対住みたい場所。笑

話戻りましてこのVasant Viharの家は、Ground Floor(1階)で大家さんの家の裏のある1BH(K)の2部屋でした。(元々ゲストルームと言っていた気がする)
ここに住んだ感想としては、寝室に窓が無いので朝が暗い。そして夏はGがよく出た(泣笑)
でも、水回りがとっても綺麗で、家は広すぎず贅沢なひとり暮らしにはちょうど良かったです。
夏場は会社から帰宅するとGがうようよしている地獄絵図を何度も見て戦いました。。
当時はそれがインドだと思っていたから耐えられた。(バラナシからイメージが入っているのでw)

ここが良かったのは、何より初めてのインド生活を親切な大家さん夫婦が色々手助けしてくれました。涙
でも退去時のガス代精算が高くて喧嘩しちゃった、、申し訳ない。
最後まで計算の仕組みはよく分からなかったけど、割り勘で落ち着いたので、有難いとしよう。笑

Vasant Viharエリアの小道。涼しい夕暮れに散歩するのも気持ちいい。

現地採用の友人だけでなく、実は日系企業の駐在員さんもたくさんVasant Viharに住んでいました。
blockごとにこじんまりとしたマーケットがあり(特にC Blockのマーケットが一番大きくて便利)、おしゃれカフェが並ぶPriya Marketはオートリキシャで3分、Ambience Mallという南デリー最強モールのひとつもオートリキシャで10分の所にあって生活に困らなかったです。
困るとしたら、通勤のUberタクシーがたまに家の前に辿り着かないこと。Blockが入り組んでいるので、自分の屋号を明記しても見てくれないし、電話で正確に伝えるのが一苦労かもしれません。

仕事終わりにPriya Marketのカフェ「Perch」でウィスキー飲みながら窓辺でのんびりしていた日々が懐かしいなあ。

ムンバイ/バンドラウェスト Bandra West

前編にあった通り、家賃はとても高かったのですが贅沢をしていた訳ではありません。
見てください、家賃の割のこの1BK。(笑)

ただ、ここはBandra West…実はボリウッドスターが住む高層マンションもあり、おしゃれバーやレストラン、ショッピングエリアがある高級繁華街です。日本で言うなら(六本木+渋谷)÷2かな(伝わる?)

Bandraのとある小道。さすがの高級南国感。

このムンバイの家はBungalowで、元ボリウッド女優(らしい)の家の離れでした。結構お金にがめつかった。。
BungalowなのでGround Floor(1階)で、Kitchenエリア、Bedroom、水回りのこじんまりとしたお家で、秘密基地感覚でした。笑
ここに住んだ感想としては、窓が大きくないので朝でもまた部屋が結構暗い。そして雨季の湿気がやばい。

ムンバイの雨季(モンスーン)がやばいのは周知の事実かもしれませんが、時にはマンホールが爆発し、橋も崩れ落ちます。
そんな時期のこの家の床は異常な湿気で濡れていてつるっつる。壁は湿気でカビが生えてサイケデリックな模様ができる。そしてFURLAの革バッグが保管した場所の湿気で皺がついて再起不能になる(号泣)
マンションならば問題無かったのかもしれませんが、Ground Floorの我が家はじめじめ祭りでした。
ある時は重いドアを開けた勢いで床の濡れですべって転んでそのまま外に飛び出てしまい、通ったバイクの若者たちに笑われましたw

実はこの家はロックイン期間内で出ないといけなくなり、わたしが悪いのですが大家と喧嘩した為この後1ヵ月間ゲストハウスで過ごしたという逸話ができました。
この時1ヵ月間生活したゲストハウス「HOP (Horn Ok Please)」がとても良かったので、いつか紹介させてください。ムンバイでゲストハウスに泊まるならHOPが超おすすめです。
変な裏道にあるけど、ムンバイと言えばのPav Bhajiが絶品のお店がすぐ近くにあるし(笑)

グルガオン/HUDA City Centre周辺

※Sectorを書くとピンポイントすぎるので、プライバシーの観点から目印周辺にさせていただきました

実はグルガオン内で1回引っ越しをしているので、ここでは2部屋ご紹介します。
どちらもHUDA City Centreの近く。メトロの始発・終点駅であるHUDA City Centreの近くに住めば、グルガオンの主要スポットにはだいたいすぐに行けちゃいます。

はじめに住んでいたこちらはBuilder FloorのGround Floor(1階)で、1BHK + 物置ルーム。
感想としては、窓がほとんど無いのでいつでも部屋が暗い(何故か学ばないw)冬が激寒。そして大家さんが英語を話さない、かつお金にがめつい曲者でした。

ですが、ヒンディー語が上達したのでメイドさんと仲良くなってチャイを一緒に作ったり、唯一優しい大家ママと仲良くしたり、こころが温まる瞬間もよくありました。
そして、壁紙のデザインのおかげかバックパッカーみたいなムーディな部屋にできたことは誇りです。
ここで夜シーシャを吸いながらひとりで酒を飲んでると飛びます。丸の内サディスティックのBGMが似合いすぎる。

これはぶっとんでいる(シタールも持っていました)

その後、2020年3月にロックダウンになり転がり込んだ家がこちら!
最上階となる2nd Floor(3階)の1BHK + 広いバルコニー x2 + 屋上で、文字面だけでも素晴らしさが滲み出ます。

これまでお見せしたどの家の写真と比べてもとにかく明るさが全く違うと思います!全部昼間に撮ってますから!(笑)
この家の特徴は、リビングの4方向に大きな窓があり、BBQもできるほど広いプライベートバルコニー、洗濯物干し放題の共有バルコニー、そして朝の陽の光が美しく差し込むベッドルーム!!(やっと出会える朝陽w)

陽の光もgood pointなのですが、なんといっても大家さん家族がBestest of Bestestでした。
こんなに人間性が素晴らしいインドの方に会ったことがないと断言できてしまうほどの素敵な家族でした。(そんな評価ができる立場ではないんですが…)

ママは英語もぺらぺらで、困った時には察してすぐ助けてくれるし、生活のこともいつも気遣ってくれ、本帰国の際の相談にも親身になって話を聞いてくれました。
パパはヒンディー語だけですが普段から何故かワインをよくくれて、わたしの誕生日には大好きなウィスキーボトルをプレゼントしてくれました。(超泣いたし、その箱を未だに取っておいてある。笑)
そして2人の子供ちゃんたちも良くできた子でした。坊やは色々物を届けに来てくれるし、キッチンに蜂が入ってきたときは娘ちゃんがさっさと撃退してくれました。(哀れな日本人アラサー女。。)
陽の光がたくさん入る明るい部屋で、トラブルが無くむしろ助けられ続けるインド生活だなんて、わたしはどれだけ恵まれたのでしょうか。

やはり、インドの家探しで一番大事なのは、素敵な大家さんに巡り合うことかもしれません。

インドで住んだ家に戻りたい!?

お牛様もcoming home

インドのお家事情、いかがでしたか?
最後に住んだグルガオンの家の贅沢バルコニー生活が忘れられず、日本の都市部の標準的な賃貸にはあり得ないので今でもずーっと恋しく思っています。
残暑の夜に、バルコニーでパニール太郎と酒を片手に語り明かした日々が忘れられない!笑
とはいえ、3年という短い滞在期間でしたがインドでいろんな家に住めたことで、どの家でも日本には無い自由な雰囲気だったり、生活の便利さと贅沢を享受して生活をすることができたことが宝物です。

インドの贅沢で自由な暮らしも恋しいですが、住めば都とも言いますし、日本の家の綺麗さ(これはインドより完全に勝るし、この有難みを完全に忘れていた)や、こじんまりとした落ち着き
そして、なにより安全で金銭などのトラブルなく普通に過ごせることに感謝しています。

これまでのチェックポイントと実際のお部屋イメージが、インドで家探しをされる際のなにかの参考になれば嬉しいです!
または、インドの生活も結構おもしろそうじゃん☆彡と感じていただければ本望です!
また違う記事でお会いしましょう。今回はここまで!

皆さん、Phil milenge!

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